「えきねっとトクだ値」と他の割引併用はできる？「えきねっとトクだ値」で格安切符を買い、同時に「乗り継ぎ割引」や「往復割引」が効くのでしょうか？欲張りですかね＾＾できたとしたら、格安乗車券を更に安く取得できるので、すごく「お得」ですよね。でも、こんなうまい話があれば、うれしいんですが。。。JRでは各種の割引が設定されているので、これを上手に使えればすっごくいいですね。それでは早速、使えるかどうか、使えるならどのようにすればいいのかを調べてみましょう。上手く行くといいですよね～！
えきねっとトクだ値で乗り継ぎ割引は可能？
「乗り継ぎ割引」は併用できる？
できます！しかし、「えきねっと」のWebページにある「乗継申込」からは「えきねっとトクだ値」の予約ができませんので、気を付けてください。では、どうすればいいのでしょう。
「えきねっとトクだ値」の予約機能から！
「指定席」予約機能から単列車毎に「えきねっとトクだ値」で申込することができます。
ただし、その場合、「えきねっとトクだ値」の割引率が高い場合であっても、乗継ぎする区間の一部を「えきねっとトクだ値」にすることで、かえって合計金額が高くなる場合があります。
この理由は、「えきねっとトクだ値」の割引切符は区間限定であるので、分割して購入することで、場合によっては高くなってしまうことがあります。
「えきねっとトクだ値」にすることで高くなる場合
乗継ぎ列車の一部または両方を「えきねっとトクだ値」にすることで高くなる場合を見てみましょう。
乗継割引適用路線の新幹線を「えきねっとトクだ値」にした場合、「乗継割引が適用されなくなり、乗車券が通しにならなくなる。」ので高くなります。
東京→新潟→鶴岡、東京→新青森→函館の例
例えば、東京→新潟→鶴岡、東京→新青森→函館があります。
新幹線と新幹線の乗継ぎをする際、乗継ぎ駅で改札を出ないで、通しで乗ってゆく場合には、「乗車券・特急券が通しで計算されません。」
宇都宮→仙台→新青森の例
例えば、宇都宮→仙台→新青森です。また、仙台→東京→名古屋、仙台→大宮→金沢の場合、「乗車券が通しで計算されない。」ので高くなります。
乗継ぎを利用して、「えきねっとトクだ値」にする場合には、利用した場合と利用しない場合の合計額を計算してから予約してください。
また、「えきねっと」で２列車の乗継予約をした場合には、一部を「トクだ値」に変更できません。
JR線の乗り継ぎ割引について
JRの「乗り継ぎ割引」を詳しく教えて！
最初に、ご注意です。「乗り継ぎ割引」は、出発前でなければできません。乗車後は取り扱ってもらえませんので、ご承知おきください。
次の条件で、JR線の特急列車や急行列車を乗り継ぐと、特急と急行の料金、指定席料金が半額になります。乗車券は、そのままです。
乗り継ぎ割引 半額の条件①
特急グリーン（個室を除く）、特急寝台（２人用の個室及び一部列車を除く）を利用する場合にも、特急料金が半額になります。なお、１０円未満の端数は切り捨てになり、安くなります。
出発前に、乗車券と乗り継ぐ列車双方の特急券を同時に購入する場合に限り、割引になります。乗車券を先に買っている場合には、提示してください。
乗り継ぎ割引 半額の条件②
新幹線と在来線の乗り継ぎ割引では、新幹線から在来線の特急、急行列車に、その日のうちに乗り継ぐ場合に在来線の特急、急行料金、指定席料金が半額になります。
一方、在来線から新幹線に乗り継ぐ場合は、在来線の乗車日かその翌日でも割引になります。
サンドイッチみたいに新幹線を挟んで、二つの在来線の特急、急行列車を乗り継ぐ場合は、在来線のいずれか高い方の料金が割引となります。
なお、九州新幹線には、乗り継ぎ割引はありません。
「えきねっとトクだ値」で格安切符を買い、同時に「乗り継ぎ割引」の適用を受けようとする場合には、「えきねっとトクだ値」の設定路線の状況によって併用するのが有利かどうかを計算する必要があります。
即座に計算できるソフトがあればいいですね。誰か作って欲しいですね。
えきねっとトクだ値に往復割引はある？
「えきねっとトクだ値」に往復割引？
往復割引では、往復乗車券を利用する場合に、片道の営業キロ数が６０１キロ以上あれば、往路と帰路の運賃がそれぞれ１割引になります。
「えきねっとトクだ値」と往復割引の併用は、残念ながらできません。この２つは、性質の全く違うものですので、同時使用することはできないのです。併用はできませんが、比較して安い方を使うことはできると思いますので、試してみましょう。
往復割引の場合（東京～青森）
営業キロ数が６０１キロ以上の区間、例えば、東京～青森で往復割引を適用できますので、乗車券のみが適用になります。
「えきねっとトクだ値」の場合（東京～青森）
東京～青森で使える「えきねっとトクだ値」は、東京～新青森「はやぶさ」利用の「トクだ値５・２５」があります。このうち「トクだ値２５」は「お先にトクだ値」なので、１３日前までに購入が必要です。
東京～青森間の通常料金
東京～青森間の通常料金は、「はやぶさ」指定席で乗車券１０，１５０円、特急券７，２００円の合計１７，３５０円です。往復割引を効かせると乗車券が１割引になり片道料金は乗車券と特急券合計で１６，３３０円です。
「えきねっとトクだ値２５」
これに対して、「えきねっとトクだ値２５」では、２５％引きで１３，０１０円、５％引きで１６，４８０円です。したがって、５％引きにしかならない「えきねっとトクだ値５」では、往復割引の方が安くなりますね。
まとめ
結論として、「えきねっとトクだ値」の「トクだ値１０」以上であれば、「えきねっとトクだ値」の方が往復割引よりも料金が安くなるということです。ただし、往復割引の１０％引きは特急券・指定席券には適用されませんのでご注意を！
